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ヤマセニシキ
親は水稲農林22号(母本)と水稲農林1号(父本)です。1944年に交配。育成は新潟県農事試験場(交配)→ 農林省福井農事改良実験所 → 農林省東北農業試験場栽培第一部。
奥羽225号 OOU0002250
系統図
図を飛ばして一覧を見る親
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水稲農林22号 母本
近畿34号 ・ いもち病に強い
出典: イネ品種データベース検索システム「北陸4号を親とする品種一覧」(全263行) / イネ品種データベース検索システム「奥羽225号(ヤマセニシキ)」品種来歴文書 / イネ品種データベース検索システム「近畿34号を親とする品種一覧」(全167行)
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水稲農林1号 父本
北陸4号 ・ 収量が多く品質・食味が良い。いもち病に弱い
出典: イネ品種データベース検索システム「北陸4号を親とする品種一覧」(全263行) / イネ品種データベース検索システム「奥羽225号(ヤマセニシキ)」品種来歴文書 / イネ品種データベース検索システム「近畿34号を親とする品種一覧」(全167行)
兄弟
- コシヒカリ 越南17号
- ホウネンワセ 越南14号
- ハツニシキ 奥羽224号
- 越路早生 生40
- 予44 予44
- 予45 予45
- 予46 予46
- 予47 予47
- 予48 予48
- 予49 予49
子孫
続柄は、いちばん近い血のつながりで数えています。系統図の段は交配の順序で決めているので、経路が複数ある品種は続柄より下の段に描かれることがあります。
固定に16年かかった
新潟県農事試験場における農林省指定水稲品種育成試験地において昭和20年農林22号を母とし、農林1号を父として人工交配を行い昭和23年F3より農林省福井農事改良実験所において育成し次いで昭和25年F5以降は農林省東北農業試験場栽培第一部において系統育成法により選抜固定を行った。
昭和27年F7より奥羽225号の系統名をもって関係県に配付し地方的適否を検討中のもので昭和36年F16である。
コシヒカリと同じ交配から出た系統です。 昭和20年に交配し、昭和36年にまだF16で「検討中」。
ハツニシキは昭和28年にF8。 同じ交配から出て、一方は8代で、一方は16代まで見られています。
石川県は昭和31年度に認定品種、昭和34年の認定品種廃止で奨励品種に昇格。 広島県は昭和37年度から採用予定。
きょうだいが同じ文書に並んでいる
この来歴文書の石川県の項には、ホウネンワセ・ハツニシキ・越路早生の採用理由も書かれています。
「越路早生」は農林1号よりハ・クビイモチ病、小粒菌核病根ぐされ、抵抗性強く、農林1号では穂数の確保出来ぬ県下全般の湿田及び半湿田、更には潟沿岸地域の農林1号、新6号を対象として奨励品種に採用している。
1つの県が、同じ交配から出た4本を使い分けている。 乾いた平地はホウネンワセ、山添いはハツニシキ、湿田は越路早生。
越路早生には自分の来歴文書がありません。 その性質が分かるのは、この文書に書かれているからです。
石川が農林1号を手放した理由
農林1号は昭和7年奨励品種に採用されてから急激に増加して、石川県の主要品種となってきた。しかしながら①感温性が高い②分けつ力が大きい③イモチ病及び菌核耐病性が強くない④やや弱稈である等の特性が戦後の多肥栽培により、多収穫のための難点となり、作柄の安定性を欠く状態となった。
4つの番号を振って弱点を数えている。 「分けつ力が大きい」が欠点として挙がるのは、多肥栽培では茎が増えすぎるからです。
奥羽225号は「やや小げつ性」。 浅耕土・老朽化水田・秋落水田で、有効茎歩合の向上により多収になる。 欠点とされた性質の、逆を選んでいます。
広島県では早生の代表品種・銀河1号の品質とカラバエ耐虫性を補う相手として採られました。 同じ系統が、県ごとに別の理由で採られる。
諸説あり
コシヒカリの母本と父本
- 母本=農林22号、父本=農林1号 — イネ品種データベース検索システム「越南17号(コシヒカリ)」品種来歴文書 / イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「越南17号」 / 戦後日本のイノベーション100選「コシヒカリ」経緯
- 母本=農林1号、父本=農林22号 — コシヒカリのエピソード1 〜交配から系統の育成まで〜
農研機構の来歴文書は「「農林22号」を母とし「農林1号」を父として」と語で明記している。育成県である新潟県はこれと逆に記す。系統図は来歴文書の表記で描き、新潟県の記述をここに併記する。どちらかを誤りとは書かない。
交配した年
- 昭和19年(1944年) — コシヒカリのエピソード1 〜交配から系統の育成まで〜 / 新潟コシヒカリの軌跡 〜誕生から定着に至るまで〜 / 戦後日本のイノベーション100選「コシヒカリ」経緯
- 昭和20年(1945年) — イネ品種データベース検索システム「越南17号(コシヒカリ)」品種来歴文書 / イネ品種データベース検索システム「越南14号(ホウネンワセ)」品種来歴文書 / イネ品種データベース検索システム「奥羽224号(ハツニシキ)」品種来歴文書 / イネ品種データベース検索システム「奥羽225号(ヤマセニシキ)」品種来歴文書
農研機構の来歴文書は当時の奨励品種採用申請書に基づくとみられ、昭和20年と記す。同じ交配から出たホウネンワセ・ハツニシキ・ヤマセニシキの来歴文書も、4本そろって昭和20年と書く。新潟県の記録は昭和19年に交配し昭和20年は労力不足で栽培を見送ったとする。本文では1944年を採り、この食い違いを注記する。
農林1号の母本の表記
同じ農研機構データベースの中で、系譜図の欄と来歴文書で表記が異なる。系譜図の表記を主とし、別表記を併記する。
亀の尾4号の表記
- 亀の尾4号 — イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「陸羽132号」
- 亀ノ尾4号(一般的な表記)
農研機構データベースの表記を採る。一般に流通している表記は「亀ノ尾」だが、出典が持てるほうを主とする。
まだ確かめられていないこと
21位以下は調べていません
当サイトが収録しているのは、令和6年産の作付割合で上位20品種と、それらをコシヒカリにつなぐ品種です。21位以下にもコシヒカリの子孫は多数ありますが、まだ一次資料で検証していません。
まっしぐらの交配年
青森県の奨励品種特性一覧表にも、農研機構のデータベースにも、まっしぐら(青系138号)の交配年は書かれていません。交配組合せ「奥羽341号/山形40号」と、平成16年度の奨励品種採用は一次資料で確認していますが、交配がいつ行われたかは未確認です。どちらが母本かも、同じ理由で記していません。 2026-10-08 に、育成した機関の側をもう一度あたりました。青森県産業技術センター農林総合研究所の品種データベースのまっしぐらのページには「「まっしぐら」の来歴」という見出しがありますが、その下に本文がありません。同研究所の研究報告でウェブに出ているのは第42号(2015年)以降で、まっしぐらの育成報告にあたる号は含まれていません。つまり、育成した機関自身の公開資料にも交配年が出ていない状態です。
出典
- イネ品種データベース検索システム「越南17号(コシヒカリ)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「越南17号」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム「北陸4号(水稲農林1号)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「北陸4号」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム「北陸4号を親とする品種一覧」(全263行) — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-10-01
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「近畿34号(水稲農林22号)」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-10-01
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「近畿15号(水稲農林8号)」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「近畿9号(水稲農林6号)」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「陸羽132号」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「陸羽20号」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- コシヒカリのエピソード1 〜交配から系統の育成まで〜 — 新潟県 農林水産部 農産園芸課 ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- 新潟コシヒカリの軌跡 〜誕生から定着に至るまで〜 — 新潟県 農林水産部 農産園芸課 ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- 戦後日本のイノベーション100選「コシヒカリ」経緯 — 公益社団法人 発明協会 ・ 確認日 2026-09-10
- あきさかりの良さを引き出す栽培法 — 福井県 ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- ぎふクリーン農業/県産品種 ハツシモ — 岐阜県 農産園芸課 ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-11
- 水稲「あさひの夢」の奨励品種採用(研究成果情報) — 農研機構 中央農業総合研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-11
- コシヒカリのエピソード2 〜奨励品種への採用から〜 — 新潟県 農林水産部 農産園芸課 ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- コシヒカリBLの導入のねらい — 新潟県 農林水産部 農産園芸課 ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム「近畿15号(水稲農林8号)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-16
- イネ品種データベース検索システム「近畿9号(水稲農林6号)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-16
- イネ品種データベース検索システム「越南14号(ホウネンワセ)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-10-01
- イネ品種データベース検索システム「奥羽224号(ハツニシキ)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-10-01
- イネ品種データベース検索システム「奥羽225号(ヤマセニシキ)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-10-01
- イネ品種データベース検索システム「近畿34号を親とする品種一覧」(全167行) — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-10-01
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「生40(越路早生)」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-10-01
- イネ品種データベース検索システム「越南12号(ヤマコガネ)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-10-01
- イネ品種データベース検索システム「山陰47号(ヤエホ)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-10-01