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ミネアサヒ
親は関東79号(母本)と40-11(父本)です。1966年に交配。育成は愛知県農業試験場(交配)→ 同場 稲橋分場(現 愛知県農業総合試験場 山間技術実験農場)。
中部17号 CYB0000170
系統図
図を飛ばして一覧を見る親
交配組合せ: 関東79号/40-11
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関東79号 母本
出典: イネ品種データベース検索システム「中部17号(ミネアサヒ)」品種来歴文書 / イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「中部17号」
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40-11 父本
子孫
続柄は、いちばん近い血のつながりで数えています。系統図の段は交配の順序で決めているので、経路が複数ある品種は続柄より下の段に描かれることがあります。
子 1
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あいちのかおり 愛知70号 令和6年産 作付割合 0.8%
ハツシモ/中部17号
孫 1
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あさひの夢 愛知93号 令和6年産 作付割合 1%
愛知70号//愛知56号/愛知65号
出典: イネ品種データベース検索システム「愛知70号(あいちのかおり)を親とする品種一覧」 / 水稲新奨励品種「あさひの夢」の特性 / 水稲「あさひの夢」の奨励品種採用(研究成果情報)
母が「品種」ではなく「品種の中の系統」
「中部17号」は、昭和41年愛知県農業試験場において「関東79号」の良食味系統を母として、短・強稈化およびいもち耐病性強化を目標として「40-11」(後の喜峰・同場稲橋分場育成品種)を父として人工交配を行い
母の書き方に注意してください。
「関東79号」の良食味系統を母として
関東79号そのものではなく、関東79号の中の「良食味系統」。
関東79号はコシヒカリにガンマ線を当てて出た突然変異系統です。 その系統の中から、さらに食味の良いものを選び出して母にしている。
このサイトの系図は品種と品種を線で結びます。 けれど資料が書いているのは、ここでは品種の中の一部でした。 系図では関東79号から線を引いていますが、 資料は1段細かいところを指しているということを、このページに残しておきます。
父が、この文書で初めて語になった
農研機構の一覧は、この品種の交配組合せを「関東79号/40-11」と書いています。 記号では父が分かりません。慣例では「/」の前が母ですが、 このサイトは語で書かれていないかぎり断定しません。
この来歴文書が、その語を書いていました。
「40-11」(後の喜峰・同場稲橋分場育成品種)を父として
「父として」。これで40-11を父として記録できます。
同じ括弧が、もうひとつのことも教えています。 40-11は、のちに「喜峰」になった。
40-11はこのサイトで、初星の親としてだけ出てきていた記号でした。 コシヒカリ/40-11の交配で初星が出て、初星がひとめぼれの親になる。 その40-11が、別の名前を持っていたことが分かりました。
置き換える面積を、品種ごとの割合で書いている
中山間地帯の品種別作付率は、秋晴が50%、峰光が17%、大空・晴々が各11%、日本晴が7%、その他品種数%である。
以上のことから中部17号はこの地帯の大空の全部、峰光の80%、秋晴の15%、その他品種の60%を代替する品種として奨助品種への採用が望まれている。
大空の全部、峰光の80%、秋晴の15%、その他の60%。
このサイトが読んできた来歴文書は、 「適するものと認む」「考慮中」「予定」といった言葉で終わるものが多かった (オバコワセは3つの県がすべて「検討中」でした)。
この文書は違います。どの品種の何割を置き換えるかを数字で書いている。 昭和55年=1980年の報告で、このサイトの来歴文書ではいちばん新しいものです。
置き換えられる側の理由も書かれています。
峰光はごま葉枯病に強く、秋落地にも適して、いもち病に強いが、近年白葉枯病の被害が目立ち、穂発芽性も極易で、更に収量性と産米評価が不十分のきらいが指摘されている。
一方、大空は平坦地の早植栽培の作付が拡大して、最近は中山間地帯までも栽培がみられるようになってきた。この地帯でも比較的多収で、作付が急増してきたが、倒状が多く、機械化適性が劣り、生産安定に支障をきたすようになってきた。
「機械化適性が劣り」。 倒れる品種は機械で刈れない。昭和55年の採用理由には、そこまで入ってきます。
大空はこのサイトにも記録がありますが、来歴文書がないので個別ページがありません。 置き換えられた側の記録は、置き換えた側の文書から読むことになります。
読み取りが崩れている箇所が4つある
この文書には、電子化のときに崩れたと思われる箇所が4か所あります。
| 文書の表記 | 本来 |
|---|---|
| 出徳期の分離がみられた | 出穂期 |
| 極数は中位で | 穂数 |
| カラバ工にも強く | カラバエ |
| 奨助品種への採用 | 奨励品種 |
どれも直さずにそのまま引いています。
新しい文書のほうが崩れが多い、という向きに見えます。 古い文書は活字を組んだもので、新しい文書は紙をそのまま読み取ったものだからでしょう。 資料の傷のことは資料にある傷にまとめました。
諸説あり
コシヒカリの母本と父本
- 母本=農林22号、父本=農林1号 — イネ品種データベース検索システム「越南17号(コシヒカリ)」品種来歴文書 / イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「越南17号」 / 戦後日本のイノベーション100選「コシヒカリ」経緯
- 母本=農林1号、父本=農林22号 — コシヒカリのエピソード1 〜交配から系統の育成まで〜
農研機構の来歴文書は「「農林22号」を母とし「農林1号」を父として」と語で明記している。育成県である新潟県はこれと逆に記す。系統図は来歴文書の表記で描き、新潟県の記述をここに併記する。どちらかを誤りとは書かない。
交配した年
- 昭和19年(1944年) — コシヒカリのエピソード1 〜交配から系統の育成まで〜 / 新潟コシヒカリの軌跡 〜誕生から定着に至るまで〜 / 戦後日本のイノベーション100選「コシヒカリ」経緯
- 昭和20年(1945年) — イネ品種データベース検索システム「越南17号(コシヒカリ)」品種来歴文書 / イネ品種データベース検索システム「越南14号(ホウネンワセ)」品種来歴文書 / イネ品種データベース検索システム「奥羽224号(ハツニシキ)」品種来歴文書 / イネ品種データベース検索システム「奥羽225号(ヤマセニシキ)」品種来歴文書
農研機構の来歴文書は当時の奨励品種採用申請書に基づくとみられ、昭和20年と記す。同じ交配から出たホウネンワセ・ハツニシキ・ヤマセニシキの来歴文書も、4本そろって昭和20年と書く。新潟県の記録は昭和19年に交配し昭和20年は労力不足で栽培を見送ったとする。本文では1944年を採り、この食い違いを注記する。
農林1号の母本の表記
同じ農研機構データベースの中で、系譜図の欄と来歴文書で表記が異なる。系譜図の表記を主とし、別表記を併記する。
亀の尾4号の表記
- 亀の尾4号 — イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「陸羽132号」
- 亀ノ尾4号(一般的な表記)
農研機構データベースの表記を採る。一般に流通している表記は「亀ノ尾」だが、出典が持てるほうを主とする。
まだ確かめられていないこと
21位以下は調べていません
当サイトが収録しているのは、令和6年産の作付割合で上位20品種と、それらをコシヒカリにつなぐ品種です。21位以下にもコシヒカリの子孫は多数ありますが、まだ一次資料で検証していません。
まっしぐらの交配年
青森県の奨励品種特性一覧表にも、農研機構のデータベースにも、まっしぐら(青系138号)の交配年は書かれていません。交配組合せ「奥羽341号/山形40号」と、平成16年度の奨励品種採用は一次資料で確認していますが、交配がいつ行われたかは未確認です。どちらが母本かも、同じ理由で記していません。 2026-10-08 に、育成した機関の側をもう一度あたりました。青森県産業技術センター農林総合研究所の品種データベースのまっしぐらのページには「「まっしぐら」の来歴」という見出しがありますが、その下に本文がありません。同研究所の研究報告でウェブに出ているのは第42号(2015年)以降で、まっしぐらの育成報告にあたる号は含まれていません。つまり、育成した機関自身の公開資料にも交配年が出ていない状態です。
出典
- イネ品種データベース検索システム「越南17号(コシヒカリ)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「越南17号」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム「北陸4号(水稲農林1号)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「北陸4号」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム「北陸4号を親とする品種一覧」(全263行) — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-10-01
- イネ品種データベース検索システム「越南17号を親とする品種一覧」(全607行) — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-10-01
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「近畿34号(水稲農林22号)」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-10-01
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「近畿15号(水稲農林8号)」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「近畿9号(水稲農林6号)」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「陸羽132号」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「陸羽20号」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- コシヒカリのエピソード1 〜交配から系統の育成まで〜 — 新潟県 農林水産部 農産園芸課 ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- 新潟コシヒカリの軌跡 〜誕生から定着に至るまで〜 — 新潟県 農林水産部 農産園芸課 ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- 戦後日本のイノベーション100選「コシヒカリ」経緯 — 公益社団法人 発明協会 ・ 確認日 2026-09-10
- 令和6年産 水稲の品種別作付割合 — 公益社団法人 米穀安定供給確保支援機構 ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「関東79号」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「中部17号」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム 交配系譜図「愛知70号(あいちのかおり)」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム「愛知70号(あいちのかおり)を親とする品種一覧」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- あきさかりの良さを引き出す栽培法 — 福井県 ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- ぎふクリーン農業/県産品種 ハツシモ — 岐阜県 農産園芸課 ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-11
- 水稲「あさひの夢」の奨励品種採用(研究成果情報) — 農研機構 中央農業総合研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-11
- コシヒカリのエピソード2 〜奨励品種への採用から〜 — 新潟県 農林水産部 農産園芸課 ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- コシヒカリBLの導入のねらい — 新潟県 農林水産部 農産園芸課 ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-10
- イネ品種データベース検索システム「中部17号(ミネアサヒ)を親とする品種一覧」 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-11
- 水稲新奨励品種「あさひの夢」の特性 — 栃木県農事試験場 ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-11
- あいちの農産物 穀類・茶 — 愛知県 ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-11
- イネ品種データベース検索システム「近畿15号(水稲農林8号)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-16
- イネ品種データベース検索システム「近畿9号(水稲農林6号)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-09-16
- イネ品種データベース検索システム「越南12号(ヤマコガネ)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-10-01
- イネ品種データベース検索システム「山陰47号(ヤエホ)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-10-01
- イネ品種データベース検索システム「中部17号(ミネアサヒ)」品種来歴文書 — 農研機構 次世代作物開発研究センター ・ 一次資料 ・ 確認日 2026-10-01